2008年12月26日金曜日

2009年が明るい、良い年となりますように。

5月の知財情報室開設以来、(ほぼ)毎日記事をアップするという目標を達成することができ、今年も残すところあとわずかとなりました。
夏が終わってから経済環境は激変し、景気の落ち込みはどこまで続くのか底が見えません。来年もこうして知財情報室を続ける余裕があるか全く先行きが読めませんが、明るい2009年にするためにも常に新しい情報を収集し、頭をアップデートし続けたいと思います。

どうぞ、良い年をお迎えください。

松本零士さんに賠償命令・東京地裁

これは仕方ないですね。収まるところへおさまったのだと思います。
最初に松本さんが著作権侵害されたとしてテレビのインタビューを受けていたのを見てそんな無茶なと思いました。あの程度のセリフなら十分にた歌詞が別個独立に作られたとしてもおかしくないと思います。みんながみんな松本さんの作品のファンとは限らないでしょう。
個人的な意見ですが宇宙戦艦ヤマトのヒットは西崎プロデューサーの力によるところが多く、松本氏のオリジナル作品でアニメ化されていたらあれほどのヒットはなかったと思います。マンガ版はしょぼかったですし、他の作品から見て松本さんの才能はどの程度か想像がつきます。。私も松本作品(設定だけいただいた作品。主にアニメ)は好きでしたが、松本さんの自身の手による作品は駄作ばかりと思っています。(松本ファンの方ごめん

槇原さんが名誉棄損で反訴したとき、松本さんが「例え盗用でなかったにして、(先にせりふを創造した)松本さんに詫びの一言でも欲しかった」というようなことを言っていた(うろおぼえです)のを聞いて、はぁ??との思いでした。どうも法律の専門家に著作権がどんな性格の権利なのか聞いていないのではないでしょうか。この判決を受けて松本さんの反省の弁が聞けるのでしょうか。。。


槇原さんの歌詞、「盗作でない」=松本零士さんに賠償命令・東京地裁
時事通信
2008年12月26日(金)18時39分配信 時事通信
 歌手槇原敬之さんの書いた歌詞が、漫画家松本零士さんの漫画のせりふからの盗用かどうかが争われた訴訟の判決で、東京地裁は26日、盗用ではないとした上で、「槇原さんが盗用を認めた」などと事実に反する発言で名誉を傷つけたとして、松本さんに220万円の支払いを命じた。(もっと読む

2008年12月25日木曜日

米国 もっとも注目を集めたニューストップ10

2008年にもっとも読まれた米国LAWニュースTopリストです。
(from ABA Journal)
1. U.S. News Law School Rankings Leaked; NYU Down, Columbia Up, March 26
2. Looking for Simpler Life, Lawyer Burns Harvard Law Diploma, October 28
3. ‘Cravath Model’ that Created Have and Have-Not Law Grads Could Implode, July 22
4. ‘Abysmal’ Associate Attire Leads to Fashion Counseling, January 31
5. After 170 Layoffs, White & Case Pares Down $250K Holiday Party; No Fireworks, November 12
6. Things You Should Never Put in an E-mail, December 3
7. Excel Error by a Cleary Gottlieb Associate Alters Lehman Asset Deal, October 16
8. Partner Offers $10K Bounty for Blogger’s Identity, January 22
9. Law Grad, 32: Don’t Do What I Did, January 16
10. DLA Piper Asks 275 Non-Equity Partners to Ante Up, Goes to 1-Tier Structure, November 19

米国連邦裁判所 Rule Making Podcasts+α(メモ)

便利な世の中になりました。インターネットを探せば生の勉強素材がたくさんあります。
年末年始は英語漬け!!

U.S. Courts Federal Rulemaking Podcasts
Welcome to Federal Rulemaking Podcasts! We have posted audio recordings of select rules committee proceedings. You can choose to get the latest Federal Rulemaking podcasts delivered directly to your audio device.

一例です。
November 17, 2008 - Title: "Public Hearing on Proposed Amendments to Federal Rules of Civil Procedure 26 and 56" - Advisory Committee on Civil Rules
Play podcast
Part 1 (MP3, 60.3 MB, runtime 52:43)
Part 2 (MP3, 48.8 MB, runtime 42:37)
Part 3 (MP3, 69.5 MB, runtime 1:00:42)
Part 4 (MP3, 80.8 MB, runtime 1:10:34)
Part 5 (MP3, 47.6 MB, runtime 41:36)


下は別口の勉強素材です。
Thomson Reutersプレスリリースより

Click here to download World IP Today Report - China

Patented_In_China.mp3

2008年12月24日水曜日

中国 三星特許侵害訴訟で敗訴、損害賠償5000万人民元

杭州市中级人民法院において12月19日、韓国三星電子が中国企業の携帯電話関係特許を侵害したとして訴えられていた訴訟で三星電子は敗訴し、製造販売の即時中止と損害賠償5000万RMB(人民元)の支払いを命じられた。

華立通信は2002年1月15日に「CDMA/GSMデュアルモード移動通信方法及び設備」(出願番号ZL02101734.4)を出願し、2005年5月25日に権利が成立した。
2007年4月9日、華立通信は杭州市中级人民法院に、三星電子を特許侵害の罪で即時権利侵害中止と損害賠償を求めて提訴した。その後,三星電子は2007年5月8日中国国家知識産権局(SIPO)の審判委員会に特許無効の審判を請求した。半年の審理を経てSIPO審判委員会は2007年12月14日に特許有効の審決を下した。2008年5月14日杭州中院は審理を開始し,2008年12月19日に判決を言い渡した。

中国での特許訴訟で外国企業が被告となり、高額な損害賠償額が言い渡される案件がこれからもどんどん出るでしょうね。
2007年はフランスのシュナイダー社、2008年は韓国の三星電子、来年は・・・日本企業?


三星侵犯华立手机专利 判决赔偿5000万 (中国法院網
作者: 章苒 发布时间: 2008-12-23 11:44:21
杭州市中级人民法院近日作出判决,华立提出的三星侵犯其所拥有的GSM/CDMA双模手机专利权指控成立,三星赔偿华立人民币5000万元。据了解,这是迄今为止中国手机行业赔偿金额最大的专利侵权案。(もっと読む

問題の特許
CDMA/GSM double-mode mobile communication method and its communication equipment
Abstract of CN 1367623 (A)
The present invention relating to a mobile communication method and its divice for being used in honeycomb frequency band aspect can be mainly used to establish radio communication with IS 95 GSM network or CDMA network. The method can be realized by designing CDMA or GSM mode auxiliary commonicatino module inferface and attaching a CDMA or GSM mode auxiliary communication module on mobile phone which can be used on GSM or CMDa system mode.; The device can be built up with following steps, 1) to attach GSM mode auxiliary communication module expansion interface on mobile phone with CDMA mode so as to let mobile phone have expansible GSM mode, b) to attach CDMA mode auxiliary communication module expansion interface on mobile phone with GSM mode so as to let mobile phone have expansible CDMA mode, c) to attach GSM auxiliary communication module on mobile phone basically in CDMA mode to let it be double mode mobile phone which can select CDMA and GSM, d) to attach CDMA auxiliary communication module on mobile phone basically in GSM mode to let it be double mode mobile phone which can select GSM and CDMA. It this way, people can realy realize global communication with using the same one mobile phone.


発明の名称CDMA/GSM双模式移动通信的方法及通信设备

出願番号02101734.4
出願日2002.01.15
公開番号1367623
公開日2002.09.04
登録(公告)番号1203694
登録(公告)日2005.05.25
出願人/権利者华立集团有限公司
Huali Group Co. Ltd.
住所又は居所310005浙江省杭州市莫干山路501号
特許事務所杭州中平专利事务所有限公司
代理人翟中平
発明者汪力成
筆頭IPCH04Q7/20
IPCH04Q7/20


【摘要】 本发明涉及一种能够适用于蜂窝频带方面的移动通信方法及通信设备,主要用来建立与IS95 GSM网或CDMA网的无线通信,在适用于GSM或CDMA系统模式的手机上设计CDMA或GSM模式的辅助通信模块接口和附加一个CDMA或GSM模式的辅助通信模块,a).在具有CDMA模式的手机上附加GSM模式的辅助通信模块的扩展接口,使其具备可扩展GSM模式;b).在具有GSM模式的手机上附加CDMA模式的辅助通信模块的扩展接口,使其具备可扩展CDMA模式;c).在基本模式为CDMA的手机上附加GSM辅助通信模块,使其成为可选择CDMA和GSM的双模式手机;d).在基本模式为GSM的手机上附加CDMA辅助通信模块,使其成为可选择GSM和CDMA的双模式手机;真正实现使用同一部手机的全球通信。

【主権項】 1.一种CDMA/GSM双模式移动通信的方法,其特征是:在适用于GSM或CDMA系统模式的手机上附加一个CDMA或GSM模式的辅助通信模块,包括:a).在具有CDMA模式的手机上附加GSM模式的辅助通信模块的扩展接口,使其具备可扩展GSM模式;b).在具有GSM模式的手机上附加CDMA模式的辅助通信模块的扩展接口,使其具备可扩展CDMA模式;c).在具有CDMA模式的手机上附加GSM模式的辅助通信模块,可选择CDMA/GSM双模式通讯;d).在具有GSM模式的手机上附加CDMA模式的辅助通信模块,可选择GSM/CDMA双模式通讯。


2008年12月22日月曜日

米国 クレーム解釈混沌の原因はCAFCか?

もともと、特許法適用基準の統一性を図るということがその設立の主要な動機であったCAFCが本当にその役目を果たしているのか、各層から懸念の声が上がっています。まず、下の記事にあるように米国最高裁判所は最近、多数の特許案件を手掛けるようになりCAFCのデシジョンを覆しています。

Does the Federal Circuit Need a Fresh Viewpoint?
(from Inventive Step)

The Federal Circuit was originally created to bring more uniformity to patent law and limit forum shopping. With very few exceptions, the Federal Circuit has exclusive jurisdiction of appeals involving patent law issues from the district courts and the PTO. In recent years, the U.S. Supreme Court has been taking a number of patent cases and reversing the Federal Circuit, but the U.S. Supreme Court certainly can not take all of the patent law cases where it perceives error. In other areas of law, the Supreme Court looks to circuit splits as an indication of an issue being ripe for it to declare the law of the land. In patent law, there are no circuit splits.

Because of this, the Federal Circuit has been criticized for being isolated and for having a sterile jurisprudence. This is based on its status of effectively being the “supreme court” of patent law.

Recently, the U.S. Supreme Court has been asking for briefs from the United States–either the Department of Justice or the solicitor of the Patent Office–at the cert stage to assist in determining whether to review certain patent law cases.

Professors Craig Nard and John Duffy have called for the creation of at least one additional court of appeals to hear patent cases in order to advance the common law in the area. This could be a new circuit court, or the addition of some appeals going to the D.C. Circuit. This would requre a legislative change; patent law reform has long been on Congress’ docket, but seems difficult to pass...(more)

Professors Craig Nard and John Duffy は知財領域でコモン・ロー形成を促すためにCAFCの他にも特許ケースを扱う控訴裁判所を設けるよう求めています。
しかし、新しい知財専門の控訴裁判所を増やすことが本当に知財に関する統一的なコモン・ロー形成に役立つのか私は疑問に思います。その理由は以下をごらんください。

以下の論文はCAFCの曖昧な態度がいかにクレーム解釈を混乱させ、予期できぬ訴訟を巻き起こす原因を作ってきたかを解説しています。

かいつまんでこの論文の内容を紹介します。

  1. 最高裁におけるMarkman判決により、クレーム解釈は法律問題として判事の担当であることが明確にされた。この判決により、クレーム解釈は法的基準で処理され、CAFCという統一された機関がそれを受け持つことにより、クレーム解釈の基準が生成され結果を予期しやすくなるということが期待された。
  2. 確かに、この判決以後連邦地裁の判決をCAFCが覆す割合が減少したということが統計的解析で示唆された。
  3. しかし、CAFCによる連邦地裁の判決を覆す割合は、Cybor事件(1998年, Cybor Corp. v. FAS Techs., Inc.)後しばらくして上昇に転じた。
  4. Cybor判決において、連邦地裁によって行われたクレーム解釈をCAFCがde novo(最初からやり直し)で行うことをCAFCは決定した。
  5. その後、Vitronics事件(Vitronics Corp. v. Conceptronic, Inc.)において、CAFCはクレーム解釈はintrinsic evidence(特許明細の記載)に基づいて解釈することを判示した。
  6. さらにその後、Texas Digital事件(Texas Digital Systems v. Telegenix, Inc.)において、CAFCは従来extrinsic evidenceとして扱われてきた辞書の記述をintrinsic evidenceの一部として扱い、これに基づいて解釈することを判示した。
  7. その後、Phillips 事件(Phillips v. AWH Corp.)において連邦地裁はVitronics事件での判示に基づき、特許明細の記述に基づきクレーム解釈し、Phillips特許(US4,677,798、以後'798特許と呼ぶ)のクレーム範囲を狭く解釈し、AWHは'798特許を侵害していないとの判決を下した。
  8. PhillipsはCAFCに控訴したが、CAFCパネルは連邦地裁の判決を支持(2:1)した。
  9. PhillipsはCAFCに大法廷での審理を要請し認められた。
  10. 大法廷での争点として、(1)intrinsic evidence優先か?、(2)extrinsic evidence優先か?、それとも(3)どちらが優先というルールを決めることができるのか? などという点が挙げられた
  11. 結果として、intrinsic evidence優先であるが判事の判断でextrinsic evidence優先としても良いという(どっちつかづの)結果が示された。
  12. CAFCがde novoでクレーム解釈をおこなうことの是非はこの大法廷では示されなかった。
  13. 結果として、大法廷前よりもクレーム解釈の原則が曖昧になってしまった。

    (下図は3.を裏付けると思われるデータです。全く別の文献から見つけてきました)

1.から13.に関する詳細な内容がこの論文で議論されています。クレーム解釈の基準選択の自由度を判事に与えながら、de novoを続けるというCAFC(これにはCAFCの中にも根強い反対派例えばニューマン判事)の姿勢は、まるでクレーム解釈基準を決める責任を下級審に押し付けておきながら気に入らない判決は容赦なくひっくり返すぞ!!とでも言っているように思えます。CAFCの過去の判決、Vitronics事件とTexas Digital事件において異なる基準が採用されたようにCAFC判事の中でも意見の統一が図れていません。

CAFCは知財に関しばらばらであった色々な判断基準を統一し、特許システムの安定化を図るために設立されたと私は理解しています。この究極の目的を忘れ、CAFCの多くの判事は部分最適(目先の案件を自分の評価基準に照らして処理している。つまり、個別案件に対する最適解追求が最優先であり、最適解ではないが判断基準の統一に資する解の選択がされていない)しか眼中にないように見えます。
この状況を打開する方策がないまま、さらに別の知財専門の控訴裁判所を作ったとして、知財に関する統一的なコモン・ロー形成寄与するどころかさらに混沌状態を深くするとしか思えないのですが、皆さんはいかが考えますでしょうか?

2008年12月20日土曜日

ジェトロ北京知財部HPがクラッキングされたそうです。

この期間、ブラウジングしてなかったはずだけど・・記憶が曖昧だなあ。

改ざん時期にブラウズした方は一度チェックしましょう!

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 2008年12月15日、ジェトロ北京センター知的財産権部の外部委託サーバーが不正侵入され、ホームページが改ざんされていたことが判明致しました。
現在、改ざんの内容と原因を解明すべく、鋭意作業を行なっております。
皆様にご迷惑をお掛けしたことにつき、お詫び申し上げます。
現時点までに確認できた事実について、以下の通りお知らせ致します。

1. 改ざん時期
 2008年12月9日~12月16日

2. 改ざんが行なわれた対象のウェブサイト
 法律法規のサイトの以下ページ
 http://www.jetro-pkip.org/html/flfg_13_page_1.html
 http://www.jetro-pkip.org/html/flfg_14_page_1.html
 http://www.jetro-pkip.org/html/flfg_15_page_1.html

 現在同サイトの外部へのアクセスを停止しております。安全が確認され次第、再開いたします。

3.改ざんの内容
 上記ページを参照した場合に不正なWEBサイトに誘導され、参照したPCがウィルス等に感染するおそれがあります。(一見不正なサイトに誘導されたと気がつかない場合でも、裏でアクセスさせられウィルス等がダウンロードされている可能性があります)

2008年12月19日金曜日

EPO オフィシャルジャーナル2008年12号発行

Year 31, Number 12, Pages 567 - 609
Contents PDF Size
Contents view 57 KB
Decisions of the boards of appeal
Legal Board of Appeal

J 10/07 - 3.1.01 - Subsequent filing of drawings/AMAZONEN-WERKE
"Transitional provisions of the EPC 2000" - "Subsequent filing of drawings not contained in the original application; re-dating of the application (no)" - "Substantial procedural violation (yes)" - "Reimbursement of appeal fee (yes)" - "Protection of legitimate expectations"

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Information from the EPO
Renovation of the Isar building of the European Patent Office view 46 KB
New edition of the EPO Guide for applicants (Part 2) - "Euro-PCT" view 31 KB
Representation

European qualifying examination
Examination Board for the European qualifying examination
Appointment of members of the examination committees

view 36 KB
List of professional representatives before the EPO view 87 KB
From the contracting states

SI Slovenia
New telephone and fax numbers

view 32 KB
International treaties

PCT
Agreement between the EPO and WIPO under the PCT

view 44 KB
Fees
Guidance for the payment of fees, expenses and prices view 37 KB
Reminder
Abolition of payment by cheque
view 29 KB
Calendar of events
Calendar of events view 66 KB
Supplement
Regulation on the European qualifying examination for professional representatives view 293 KB

米国 陪審員説示の実例+α(メモ)

結構、貴重な資料だと思います。
  1. 陪審員説示テンプレート(Patent)
  2. 陪審員説示実例(Patent)
そんでもって、これはおまけ
F社さん気の毒。

2008年12月18日木曜日

米国 CAFCデシジョン ミーンズ・プラス・ファンクション(メモ)

情報追加:08/12/18)
CAFCで、工作機械(溶接機)の工具固定冶具の工作物クランクピンの機構に関する特許訴訟でUS6,913,254(注1)クレーム中で”mechanism”との何の修飾もない用語を使用したことによりこのクレームがmeans-plus-functionクレームに相当するとのデシジョンが12月15日下された。CAFCの判例で”means”との用語がクレームにおいて使用されていない場合、「means-plus-functionクレームに相当しないとの強い推定が働く」との判示(注2)があるものの、何の修飾もない“mechanism”という用語は(この判示に示された強い推定を覆して)"means"に相当するとされた(注3)。

(注1) US6,913,254
What is claimed is:
1. A locating and clamping assembly comprising:
a body defining an internal cavity and an opening from said cavity to the exterior of said body;
a locating pin disposed in said cavity and extending along an axis A out of said opening to a distal end;
an actuator for moving said locating pin rectilinearly along said axis A into and out of said opening;
at least one finger supported by said locating pin adjacent said distal end;
said assembly characterized by a mechanism for moving said finger along a straight line into and out of said locating pin perpendicular to said axis A in response to said rectilinear movement of said locating pin.

(注2) Lighting World, 382 F.3d at 1360
In light of the principles discussed above, it is not surprising that we have seldom held that a limitation not using the term "means" must be considered to be in means-plus-function form. In fact, we have identified only one published opinion since Greenberg in which we have done so, and that case provides a useful illustration of how unusual the circumstances must be to overcome the presumption that a limitation lacking the word "means" is not in means-plus-function form.

(注3) Decision
Thus, the unadorned term “mechanism” is “simply a nonce word or a verbal construct that is not recognized as the name of structure and is simply a substitute for the term ‘means for.’” Lighting World, 382 F.3d at 1360.

------------08/12/17----------------
"mechanism"が"means"と同じ意味だとしてクレームがミーンズ・プラス・ファンクションと見なされた例。
かなり、厳しいなあ。今回の例のような"mechanism"の使い方なら既に山ほどしてるよ。手当しないといけないかな・・・

Means-Plus-Function Fools Gold (from PatentlyO)
 Welker Bearing v. PhD, Inc. (Fed. Cir. 2008)

Mechanism For: Welker's patent claims a clamping mechanism for holding parts in place when welding. The appeal focuses on construction of a "mechanism for moving said finger." Affirming a prior similar ruling, the Federal Circuit found that the claim structure "mechanism for [performing a function]" is presumptively interpreted as a means-plus-function claim element.

"The term 'mechanism' standing alone connotes no more structure than the term 'means.'" Quoting MIT v. Abacus Software, 462 F.3d 1344 (Fed. Cir. 2006).

Instead of claiming a "mechanism for moving said finger," the patentee could have claimed a "finger displacement mechanism." Opining on that counterfactual, the Federal Circuit noted that it would not have presumed a means-plus-function construction.

"If claim 1 … had recited, e.g., a "finger displacement mechanism," a "lateral projection/retraction mechanism," or even a "clamping finger actuator," this court could have inquired beyond the vague term "mechanism" to discern the understanding of one of skill in the art...(more)

私はここで言う、当業者にあたります。ex-技術者の視点で言わせてもらうなら、以下の記述があれば十分メカニズムの具体的構成は数種類頭に浮かびます。
mechanism for moving said finger along a straight line into and out of said locating pin.. (from US6,913,254 claim1)

こんな記述はは当業者にとって何の意味もありません。
"finger displacement mechanism," a "lateral projection/retraction mechanism," or even a "clamping finger actuator," 

まあ、これが不可解な特許の世界の常識だと思いつつも腑に落ちない・・・

米国 USPTO品質保証専門家がクビ!?

厳しいですね。16件の抜き取り調査で35%以上の誤りがあるとくびだそうです。ちなみに25%の誤りは許容範囲だそうです。つまり16件中4件の誤りまでは許されるけど6件誤りがあるとダメということですね。それにしてもN数がたった16件とはあまりにもずさんな調査じゃありませんか!!
ちょっぴり同情します。

ちなみに企業知財部員はどのくらいの誤りでクビになるのでしょうかね。特許査定率で品質を図られたなら思いっきり限定して限りなく査定率を上げることができるし、限定できる見込みのない案件なら早めに実案に出願し直し直すとか見かけの品質ならいくらでも上げることができますよね。知財事情に詳しい人間ならもともと査定率で品質を計ろうなんて考えないはず(査定率とかいいだすのは中途半端に知財を知っている技術出身の役員連中くらいだしね・・)

CAFC Affirms PTO’s right to fire quality assurance specialist for 35%+ error rate
(from PatentlyO)
Pal was a quality assurance specialist at the USPTO. His job was to review patent examiner decisions and determine whether the examiner made any 'errors' in either rejecting or allowing claims. In 2005 and 2006, the PTO reviewed 16 randomly selected cases from Pal's file to determine whether he was properly reviewing examiner decisions. They found he was not making the correct decisions – that he erred more than 35% of the time. (A 25% error rate would have been acceptable)...(more)

2008年12月17日水曜日

EPO Patent Information News issue4が発行されました

Patent Information News issue 4/2008 (latest edition) (PDF, 550 KB)

今回のハイライトはなんといっても、これでしょう。


2008年12月16日火曜日

e-learning Acrobatの使い方(メモ) アップデート

リンク追加:12月16日)
Case Analysis Part III: Exporting a PDF Portfolio List to a Spreadsheet
-------------08/12/08------------------------
リンク追加:12月8日)
PDF Portfolios for Case Analysis, Part 1
PDF Portfolios for Case Analysis, Part 2
-------------08/12/06------------------------
Acrobat Legal Training Movies
Watch 1-hour Forms eSeminar

WIPO 個人情報保護

WIPOでは、特許情報に含まれる個人情報(住所)が検索エンジンにかからないように住所データを削除するそうです。検索エンジンにかからないようになりますが、出願公報のフロントページで住所データにアクセスすることは可能たのことです。

(from WIPO)
In response to privacy concerns, address data will no longer be displayed for individual applicants and inventors on the Bibliographic Data tab in the PATENTSCOPE® search service. This change will have the effect that personal address data will not longer be indexed or displayed by internet search engines. Complete information for all applicants and inventors (including address data) will continue to be accessible on the front page of published PCT international patent applications and other documents available through the Documents tab in the PATENTSCOPE® search service.

2008年12月14日日曜日

米国 USPTOに関する批判

USPTOに対する批判2題

その1
Former patent officials say backlog should become a top priority (from Government Executive)
CongressDaily December 12, 2008

Reducing the Patent and Trademark Office's growing backlog of applications should be one of the highest priorities for the agency in the Obama administration, several former high-level PTO officials agreed Thursday...(more)


その2
Congress Should Enact Rule 56 Immediately (from PLI)
12 December 2008
Over the past several years I have been a harsh critic of the United States Patent & Trademark Office because there are substantial problems facing the US patent system and I do not believe any of the reforms urged by the USPTO are calculated in any meaningful way to address those problems. According to the recently released 2008 USPTO Performance and Accountability Report the overall average pendency of a patent application is 32.2 months, and the average wait for the Patent Office to respond to the applicant on the merits of the application by returning a First Office Action is 25.6 months. So on average you file your application and then wait more than two years for the Patent Office to give any substantive response. If your invention relates to computers or communication technology the wait for the First Office Action is even longer; 30.8 months for computers and 32.5 months for communications. Of course this means that the average pendency in those areas is well more than the overall Office average as well; specifically 42.4 months to completion for computers and related technologies and 43.6 months for communications technologies. This is extremely disheartening given that for many of these inventions by the time the Patent Office ultimately gets around to responding to the applicant on the merits or actually issues a patent technology has moved on to the next generation, which will undoubtedly wait around at the Patent Office until it to is obsolete. As of the end of Fiscal Year 2008 there are 1,208,076 patent applications still pending at the Patent Office,..(more)

WIPO ニュースレター2008年12月号発行

WIPO: PCT Newsletter, December 2008 (No. 12/2008)

今回のニュースレターのハイライトは補助サーチレポート導入に関する記事です。かいつまんで紹介します。
SIS (Supplementary International Search) が2009年1月1日から導入されます。従来のPCT出願では国際調査機関によって国際サーチレポートが作成されていましたが、オプションでこれに加えて補助サーチレポートの作成を申請できるというものです。従来はサーチレポートで有力な先行技術が発見されていなくてもナショナルフェイズで新たな先行技術が発見されて特許化できないと言うことがよくありましたが、SISの導入によりこのリスク低減が期待されます。例えば、米国の出願人がUSPTOを国際調査機関として指定して日本に出願する場合、USPTOの調査員が日本における先行技術を十分調査できるかというと言語の壁に直面し難しいと思います。この場合、JPOにSISを依頼すれば調査段階で有力な先行技術を見つけることが可能になります。

JP-NETとパトリス海外

JP-NETが海外特許検索に対応したのでざっと、機能概要を眺めて見ました。

ログイン画面の「データベースの選択」欄に「海外特許(1978年~)」という選択肢が増えました。また、以前からサポートしていた米国特許データベースはこれと独立したまま残されています。
データベースで海外特許を選択してログインすると、対象特許の選択リストが表示されます。現在選択できるのはWO/EPA/EPB/USのみです。中国、韓国、独、仏、英などの選択メニューが灰色で表示されていますが選択することはできません。
パトリス海外はWO/EPA/EPB/USに加えて中国特許英文抄録、中国実案英文書誌も選択することができますからこの点JP-NETの方が劣っています。ただ、使用しているデータはパトリス海外もJP-NETも同じDocDBを使用しているはずですのですぐにも中国に対応してくれると期待しています。
その他、気になっていた機能をざっと列挙すると、

1.USCでの検索
 パトリス海外:可能
 JP-NET:可能
2.ECLAでの検索
 パトリス海外:不可
 JP-NET:不可
  非常に残念です。データは持っているはずですのでぜひ対応してほしいと思います。
3.優先・引例公報へのジャンプ
 パトリス海外:不可
 JP-NET:可能
  例えば、EP公報から日本、米国、WOなどの公報へのハイパージャンプができます
4.抄録ダウンロード
 パトリス海外:不可(CSVか要約レポートのみ)
 JP-NET:可能
  ただし、USのダウンロード機能より落ちます。JP-NETは抄録フォーマットの多彩さが売りだと思いますのでもう少し頑張ってほしいと思います。
5.米国公開特許検索
 パトリス海外:可能
 JP-NET:不可
  これ致命傷です。この検索ができないとJP-NETを海外(米・欧)検索のメインDBとして使えません。

JP-NETにはかなり期待していたのですが、現在のところまだまだですね。検索・表示機能の早期充実を期待しています。

2008年12月12日金曜日

米国 知財訴訟DB

掲載データの例
Fifth Circuit
2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
U.S. District Court for the Western District of Louisiana 11 3 6 9 4 8 5 4 8 58
U.S. District Court for the Northern District of Mississippi 5 0 0 2 1 0 1 3 1 13
U.S. District Court for the Southern District of Mississippi 4 2 2 1 1 3 1 3 0 17
U.S. District Court for the Northern District of Texas 54 52 44 54 57 61 43 43 38 446
U.S. District Court for the Eastern District of Texas 24 35 31 54 105 161 264 369 279 1323
U.S. District Court for the Southern District of Texas 49 48 46 46 50 53 28 28 33 381
U.S. District Court for the Western District of Texas 22 23 13 21 43 41 18 18 14 213
U.S. District Court for the Eastern District of Louisiana 12 11 19 8 10 13 5 8 7 93
U.S. District Court for the Middle District of Louisiana 3 3 3 1 2 4 0 1 1 18
Subtotal 184 177 164 196 273 344 365 477 381 2561
こんなデータも掲載されています。さらに、リンクから各案件一覧↓へジャンプします。
Title Date Filed Last Docket Entry Terminated On
Adrain v. Genetec Inc Et Al 10/31/2008 12/5/2008 --
Dallas A C Horn & Co v. Fabco Equipment Company Inc 10/31/2008 10/31/2008 --
Container Store, Inc. v. Schulte Corporation Et Al 10/31/2008 12/5/2008 --
Applied Concepts Inc v. Kustom Signals, Inc. 11/3/2008 11/4/2008 --
Balthaser Online, Inc. v. Network Solutions LLC Et Al 11/4/2008 12/5/2008 --
Safety Link International, Inc. v. Boyce Et Al 11/6/2008 11/17/2008 --
これら一覧からリンクをクリックすると、こんな情報↓が出てきます。
Adrain v. Genetec Inc Et Al

U.S. District Court for the Eastern District of Texas
(TXED)Case No: 2:08-cv-00423-TJW-CE

Dec 1, 2008
Nov 1, 2008
# Date Filed Text Tags Download
19 12/5/2008 APPLICATION to Appear Pro Hac Vice by Attorney Mark S Hubert for Platescan, Inc.. (APPROVED, FEE PAID, 2-1-4309) (ehs, ) (Entered: 12/05/2008)

18 12/5/2008 APPLICATION to Appear Pro Hac Vice by Attorney Rick Klingbert for Platescan, Inc.. (APPROVED, FEE PAID, 2-1-4309) (ehs, ) (Entered: 12/05/2008)

17 12/4/2008 E-GOV SEALED SUMMONS Returned Executed by John B. Adrain. Genetec Inc served on 11/18/2008, answer due 12/8/2008. (ch, ) (Entered: 12/05/2008)

16 12/4/2008 E-GOV SEALED SUMMONS Returned Executed by John B. Adrain. PIPS Technology, Inc served on 11/7/2008 (ch, ) (Entered: 12/05/2008)

15 12/4/2008 E-GOV SEALED SUMMONS Returned Executed by John B. Adrain. Elsag North America LLC served on 11/5/2008. (ch, ) (Entered: 12/05/2008)

14 12/4/2008 E-GOV SEALED SUMMONS Returned Executed by John B. Adrain. The City of Plano, Texas served on 11/6/2008. (ch, ) (Entered: 12/05/2008)

12 11/26/2008 ORDER granting 6 Motion for Extension of Time to Answer for PIPS Technology, Inc.. Signed by Magistrate Judge Charles Everingham on November 26, 2008. (jml, ) (Entered: 11/26/2008) Order
- 11/26/2008 Defendant's Unopposed First Application for Extension of Time to Answer Complaint is GRANTED pursuant to Local Rule CV-12 for Platescan, Inc. to 12/12/2008. Days Granted for Deadline Extension.( ch, ) (Entered: 11/26/2008)

13 11/25/2008 APPLICATION to Appear Pro Hac Vice by Attorney Roy B Thompson for Platescan, Inc. (APPROVED)(FEE PAID) 6-1-15992. (ch, ) (Additional attachment(s) added on 11/26/2008: # 1 Confidential Information) (ch, ). (Entered: 11/26/2008)

11 11/25/2008 Defendant's Unopposed first Application for Extension of Time to Answer Complaint re Platescan, Inc..( Thompson, Roy) (Entered: 11/25/2008)

- 11/25/2008 ***FILED IN ERROR. Document # 8 & 9, Additional attachments. PLEASE IGNORE.*** (ch, ) (Entered: 11/25/2008)

- 11/25/2008 ***FILED IN ERROR. Document # 8, Unopposed Application. PLEASE IGNORE.*** (Attorney must refile, did not use application)(ch, ) (Entered: 11/25/2008)

10 11/25/2008 ***FILED IN ERROR. PLEASE IGNORE*** Additional Attachments to Main Document: 8 Unopposed Application for Extension of Time to Answer Complaint.. (Thompson, Roy) Modified on 11/25/2008 (ch, ). (Entered: 11/25/2008)

9 11/25/2008 ***FILED IN ERROR. PLEASE IGNORE*** Additional Attachments to Main Document: 8 Unopposed Application for Extension of Time to Answer Complaint.. (Thompson, Roy) Modified on 11/25/2008 (ch, ). (Entered: 11/25/2008)

8 11/25/2008 ***FILED IN ERROR, DIDN'T USE APPLICATION*** Defendant's Unopposed first Application for Extension of Time to Answer Complaint re Platescan, Inc..( Thompson, Roy) Modified on 11/25/2008 (ch, ). (Entered: 11/25/2008)

- 11/25/2008 Defendant's Unopposed First Application for Extension of Time to Answer Complaint is GRANTED pursuant to Local Rule CV-12 for The City of Plano, Texas to 12/11/2008. 15 Days Granted for Deadline Extension.( ch, ) (Entered: 11/25/2008)

7 11/25/2008 Defendant's Unopposed First Application for Extension of Time to Answer Complaint re The City of Plano, Texas.( Pearce, Paul) (Entered: 11/25/2008)

6 11/25/2008 Agreed MOTION for Extension of Time to File Answer AGREED MOTION FOR EXTENSION OF TIME FOR DEFENDANT PIPS TECHNOLOGY INC. TO ANSWER by John B. Adrain. (Attachments: # 1 Text of Proposed Order)(Polasek, John) (Entered: 11/25/2008)

- 11/24/2008 Defendant's Unopposed First Application for Extension of Time to Answer Complaint is GRANTED pursuant to Local Rule CV-12 for Elsag North America LLC to 12/24/2008. 29 Days Granted for Deadline Extension.( ch, ) (Entered: 11/24/2008)

5 11/24/2008 Defendant's Unopposed First Application for Extension of Time to Answer Complaint re Elsag North America LLC.( Hardin, Roy) (Entered: 11/24/2008)

- 11/4/2008 Filing fee: $ 350.00, receipt number 2-1-4210 (ch, ) (Entered: 11/06/2008)

4 10/31/2008 NOTICE of Attorney Appearance by Jeffrey Scott David on behalf of John B. Adrain (David, Jeffrey) (Entered: 10/31/2008)

3 10/31/2008 NOTICE of Attorney Appearance by John T Polasek on behalf of John B. Adrain (Polasek, John) (Entered: 10/31/2008)

2 10/31/2008 Report on the Filing or Determination of an Action Regarding A Patent or Trademark. (Copy forwarded to the Director of the U.S. Patent and Trademark Office.). (ch, ) (Entered: 10/31/2008)
Download PDF
- 10/31/2008 E-GOV SEALED SUMMONS Issued as to Genetec Inc, PIPS Technology, Inc, Elsag North America LLC, Platescan, Inc., The City of Plano, Texas. (ch, ) (Entered: 10/31/2008)

1 10/31/2008 ORIGINAL COMPLAINT WITH JURY TRIAL DEMAND against Genetec Inc, PIPS Technology, Inc, Elsag North America LLC, Platescan, Inc., The City of Plano, Texas (Filing fee $ 350.), filed by John B. Adrain. (Attachments: # 1 Exhibit A, # 2 Civil Cover Sheet)(ch, ) (Entered: 10/31/2008) Pleading Complaint/Counterclaim Download PDF


--------------08/12/12-------------------
中国などでもこのデータベースの話題が取り上げられていますが、日本での扱いは今ひとつさびしいですね。余りインパクトないのかな・・・

斯坦福大学推出美国知识产权纠纷在线数据库

发布时间:2008年12月11日 来源于:中国保护知识产权网
  加利福尼亚斯坦福12月8日讯——12月8日,斯坦福法学院法律科技项目小组推出了斯坦福知识产权诉讼交换中心(IPLC),这是此领域的第一个在线数据库,其提供了全面的美国知识产权纠纷信息。
--------------08/12/11-------------------
スタンフォード・ロースクールが企業の援助を受けて米国知財訴訟DBを構築したとのことで、登録(無料)して少し試してみました。まだ、データの見方などよくわからない部分が多いですがかなり使えそうです。

Surprises Found in Data on IP Suits
 Zusha Elinson
 The Recorder
 December 10, 2008
It's not true that patent infringement suits are going through the roof -- filings have held steady for eight years -- but there are a whole lot more defendants out there looking for lawyers.
While many IP litigators have been busier in the past few years, the actual number of infringement suits has hovered between 2,300 and 2,800 a year. But in 2007, the number of defendants named in these cases jumped from around 6,000 in 2006 to 9,000.
That's just one of the facts revealed by Stanford Law School's Intellectual Property Litigation Clearinghouse, a searchable online database unveiled Monday evening that tracks all patent cases since 2000. Offering hard statistics on trends, from how many suits have been filed to how plaintiffs fare in front of a particular judge, the clearinghouse is being greeted enthusiastically by lawyers. (from Law.com)

Stanford Law School Launches Intellectual Property Litigation Clearinghouse
 Publication Date: December 08, 2008
 Source: Stanford Law School
—Legal Innovation in IP Infrastructure—

STANFORD, Calif., December 8, 2008—The Law, Science & Technology Program at Stanford Law School today launched the Stanford Intellectual Property Litigation Clearinghouse (IPLC), a first-of-its-kind online database that offers comprehensive information about intellectual property disputes within the United States. This publicly available, online research tool will enable scholars, policymakers, lawyers, judges, and journalists to review real-time data about IP legal disputes that have been filed across the country, and ultimately to analyze the efficacy of the system that regulates patents, copyrights, trademarks, antitrust, and trade secrets.
 (中略)
As part of the development process, an early version of the IPLC was made available to roughly 200 IP scholars across the country in August 2008, as well as to philanthropic supporters, so that both groups could help test the system and maximize its usefulness. On an ongoing basis, IPLC affiliated scholars at Stanford Law School will be issuing successive reports on various topics, including trends in patent litigation, settlements, and case outcomes. The IPLC data will also be available to scholars everywhere, so that they can produce their own, independent studies. Most importantly, all three branches of government—judicial, executive, and legislative—may use the IPLC to track, manage, analyze, and debate IP litigation in real time.
 (後略)

2008年12月11日木曜日

米国 規則改正の口頭弁論 アップデート

リンク追加:12月11日)
Federal Circuit holds oral arguments in claim and continuation limit rules case
若干、文章で実況中継が入っています。リスニングが苦手な方は参照ください
(from Filewrapper)
---------------08/12/06---------------------
12月5日CAFCにおいて米国特許規則改正差し止め訴訟の口頭弁論が行われました。
 CAFC panel (Rader, Bryson, Prost)
 Tafas v. Dudas (Oral Arguments 2008)
 音声:口頭弁論の内容
 解説:(from PLI1, PLI2)(from Patent Prospector)(from Patent Baristas)

参考リンク
CHEVRON U.S. A. INC. v. NATURAL RESOURCES DEFENSE COUNCIL, INC., ET AL.

2008年12月10日水曜日

EPO テキサス大学の特許、異議で潰れる

環境関連の技術として、充電池関係の権利争いはどんどん熾烈になるのでしょうね。
テキサス大学の特許とすると、米国内ではSovereign Immunityで訴訟に関しては無敵(反訴の恐れがない)ですが、欧州だと当然免疫不全になるのですよね・・??(でも、特許が潰れたから問題ないか)

Valence Technology Prevails in Decision by European Patent Office to Revoke University of Texas Patent
December 09, 2008 (from Business Wire)

AUSTIN, Texas--(BUSINESS WIRE)--Valence Technology, Inc. (NASDAQ: VLNC), an international developer of safe lithium phosphate energy storage solutions, prevailed in today’s decision by the Opposition Board of the European Patent Office (EPO) to revoke the European Patent granted to the University of Texas (UT) relating to lithium metal phosphates. The decision revoking the Goodenough et. al. UT European Patent eliminates any risk that UT could assert the European Patent against Valence’s proprietary lithium iron magnesium phosphate cathode material, which is a critical material for the next generation of electric vehicle batteries.

Valence had initiated opposition proceedings in the EPO on July 27, 2005, against the grant of the European Patent held by the University of Texas alleging that it lacked novelty. As a result of today’s decision, European Patent number 0904607, originally issued to UT, has been revoked by the EPO in its entirety. The decision to revoke the patent can be appealed by UT...(more)

Opposition(s):

Opponent(s):

01 27/07/2005 04/08/2005 ADMISSIBLE
VALENCE TECHNOLOGY, INC.
301 Conestoga Way
Henderson, NV 89015 / US
Opponent's representative
Beckmann, Claus
Kraus & Weisert Patent- und Rechtsanw?lte Thomas-Wimmer-Ring 15
80539 M?nchen / DE
[2008/44]


01/09/2005

Invitation to proprietor to file observations on the notice of opposition


11/05/2006

Reply of patent proprietor to notice(s) of opposition


09/12/2008

Date of oral proceedings